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2025.05.08Wi-Fiがつながらない!オフィスで頻発する原因と今すぐできる初期対応

「Wi-Fiが急につながらなくなった」「会議中に接続が途切れてしまった」
そんな経験はありませんか?
オフィスでのWi-Fiトラブルは、業務に大きな支障をきたすことがあります。
オンライン会議が止まる、クラウドにアクセスできず業務が一時停止するなど、たった数分のことでも業務全体の生産性を落とすリスクがあります。
この記事では、オフィスでよくあるWi-Fi接続トラブルの原因と、今すぐできる初期対応、そして安定した通信環境を構築するためのポイントをご紹介します。

オフィスでWi-Fiがつながらない主な原因とは?

Wi-Fiがつながらない原因はさまざまですが、オフィスの環境要因が関わっていることも多いです。以下では、よくある原因を紹介します。

1. ルーターやモデムの不具合

ルーターやモデムが長時間稼働していると、処理が不安定になり接続トラブルが発生します。また、ファームウェア(※)の不具合や、熱暴走が原因となる場合もあります。その他、ルーター自体が古い場合にも不具合や故障を起こしやすくなります。
(※)ファームウェアは、電子機器を動かすために組み込まれているソフトウェアの一種。ルーターやモデムなどに内蔵され、機器の基本的な動作を制御しています。

2. 接続端末の集中・帯域の限界

1つのルーターにPC・スマートフォン・プリンター・IoT機器など多数の端末が同時に接続されると、通信速度が低下したり、接続できなくなったりするケースがあります。

3. オフィス内での電波干渉

同じ周波数帯のWi-Fiを使っている隣接オフィスやビル内の他企業と、チャンネルが重複していると、干渉が発生し、通信が不安定になります。社内の電子レンジやコードレス電話機などによって電波干渉が起きることもあるので、注意しましょう。

4. ルーターの設置場所

ルーターが金属製の棚の裏や床に設置されていると、電波が遮られて十分に届かないことがあります。中継機を使っていない場合は、オフィス全体に電波が行き渡らないこともあり、注意が必要です。

5. ケーブルの劣化や断線

モデムやルーターを接続するLANケーブルが破損していると、物理的に通信が途絶えます。特に年数が経っている設備では、ケーブルの劣化や断線が原因の可能性もあります。

6. SSID・パスワードの入力ミスや設定不備

一部の端末でIPアドレスの重複や自動取得の失敗が起きていることがあります。PC・スマホそれぞれのネットワーク設定も確認が必要です。

7. プロバイダーの障害・契約プランのミスマッチ

自社のルーターや環境等に問題がない場合、プロバイダーの障害が原因の可能性もあります。また、企業で使用するには容量が足りないプランを契約していると、回線の混雑や通信制限がかかることもあります。

Wi-Fi接続トラブル時にすべき初期対応

突然の接続不良が起きた場合、どう対応したらいいのでしょうか。
ここでは、自分で試せる簡単なチェックと対処法を紹介します。

① ルーターと端末を再起動してみる

トラブル時の定番ですが、ルーターやモデムの電源を一度切り、30秒ほど待ってから再起動しましょう。同様に、パソコンやスマートフォンなどの接続端末も再起動することで改善される場合があります。

② 有線LANで接続してみる

Wi-Fiではなく、有線LANで直接接続することで、通信状況を切り分けできます。有線で問題なく接続できる場合、ルーターのWi-Fi機能や電波状況に原因がある可能性が高いです。

③ 正しいSSIDに接続しているかを確認する

複数のWi-Fiがある環境では、誤って隣のネットワークに接続している場合があります。会社用のSSID(ネットワーク名)を確認し、パスワードが正しいかも見直しましょう。

④ 電波状況をチェック

Wi-Fiのアンテナ表示が1本以下、あるいは「!」マークが出ている場合は、電波が弱まっているサインです。中継機の位置や、ルーターが遮蔽物に囲まれていないかを確認し、できるだけ高い場所など、電波が届きやすい場所に配置しましょう。

⑤ 利用中の端末数を確認

社内で多数のデバイスが接続されていると帯域が不足し、つながらない・遅いといったトラブルが起こりやすくなります。使用していない端末のWi-Fiを切るだけでも改善されることがあります。

⑥ 契約回線や障害情報を調べる

プロバイダー側で障害が発生している可能性もあります。自社の契約しているプロバイダーのWebサイトで「障害情報」を確認しましょう。また、料金の支払いが滞っていないかも念のためチェックしましょう。

⑦ 困ったら専門窓口に連絡を

上記を試しても解決しない場合は、ルーターのメーカーやプロバイダーのサポート窓口に連絡をしましょう。その際、「いつから・どの端末で・何が起こったか」を整理して伝えると、対応がスムーズになります。

Wi-Fiトラブルが頻繁に起きる場合は通信インフラの見直しを

Wi-Fiのトラブルが頻繁に発生する場合は、単なる端末やルーターの問題ではなく、通信インフラそのものに根本的な課題がある可能性があります。
下記に該当している場合は、通信インフラの見直しを検討しましょう。

・家庭用ルーターをそのまま使用している
・開業当初のままの契約回線を利用している
・会議室や共有スペースで通信が不安定
・中継機やアクセスポイントが適切に設置されていない
・ネットワーク機器の増設に無計画で対応してきた

オフィスの通信環境は、会社の規模拡大や働き方の変化に合わせて見直す必要があります。設備や契約内容がその変化に追いついていないと、トラブルの再発や通信速度の低下を招きやすくなります。
テレワークやWeb会議の普及で通信負荷が増えた企業では、快適なインターネット環境が維持できない状態に陥っている可能性があります。繰り返すトラブルは、業務の生産性だけでなく、外部との信頼関係にも悪影響を及ぼします。
従業員数の増加やクラウドサービスの利用拡大などにより、通信環境への負荷は年々増していますので、早急に対応しましょう。社内の通信インフラを改めて確認し、業務に耐えられるネットワーク構成に刷新することが、安定稼働につながります。


通信トラブルのリスクを最小限に!レンタルWi-Fiという選択肢

オフィスの通信環境を一時的、あるいは柔軟に強化する手段として注目されているのが、法人向けのレンタルWi-Fiサービスです。導入・返却が簡単なうえ、初期コストを抑えつつ、安定した通信環境をすぐに整えられる点が魅力です。


フレキシブルな活用が可能

レンタルWi-Fiの利点は、「必要な期間・台数・機能に合わせて利用できる」柔軟性にあります。
たとえば、イベントや展示会、出張など短期的にネットワーク環境が必要なケースでも、必要な台数だけを確保し、使用後は返却するだけで済むため、無駄がありません。また、契約期間の縛りがないプランであれば、繁忙期だけの利用や、途中での期間変更、プラン見直しにも柔軟に対応可能です。
業務内容や働き方が多様化する昨今では、このフレキシブルな対応力が大きな強みとなります。さらに、使用中に業務内容が変化した場合でも、通信容量やエリア、スペックに応じた機種変更が可能です。

廃棄処理が不要&最新機器の利用が可能

レンタル終了後は機器を返却するだけなので、社内に古くなった機器が残らず、廃棄処理にかかる手間やコストも不要です。
情報端末機器は陳腐化のスピードが早いため、長期利用を前提とした購入よりも柔軟に最新機種を取り入れられるレンタルのほうが、ビジネスのスピード感に合った選択肢といえるでしょう。導入までのスピードも早く、最短即日発送が可能なサービスも多いため、緊急時のバックアップ回線としても心強い存在です。
突発的なWi-Fiトラブルによって業務が停止するリスクを最小限に抑えられるのは、大きな安心材料となります。

まとめ

オフィスのWi-Fiトラブルは決して珍しいものではありませんが、だからこそ「よくあること」として放置せず、根本的な原因に目を向け、必要な対策を講じることが大切です。原因を正しく見極めれば、Wi-Fiのトラブルを未然に防ぐことができます。
また、既存の通信環境では対応しきれない課題には、柔軟性の高いレンタルWi-Fiなどの外部リソースを活用することで、トラブルのリスクを抑えつつ、業務効率の向上も期待できます。特に、短期利用や設備刷新のタイミングなどでは、レンタルという選択肢が有効です。
安定した通信環境は日々の業務に欠かせないものです。Wi-Fiがつながらないトラブルが増えてきた場合は、一度ネットワーク環境を見直してみてはいかがでしょうか。

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